Googleアドセンスの審査に通らない理由は？再審査時のポイントも解説

「Google Adsenseに何度か申請しているのですが、なかなか審査に通らない。」
「本当に審査に通るのか、自信がなくなってきました。」
「Googleアドセンスの審査に通らない理由は何？」
「Googleアドセンスの再審査時のポイントについて知りたい」

Google Adsenseの審査に申し込んでみたものの、何度も落ちてしまうという声をよく聞きます。

今回は、Googleアドセンスの審査に落ちてしまう原因や合格するための対策、Googleアドセンスに再申請する際の注意点などをまとめました。

Googleアドセンスの審査に落ちたときの対処法

Googleアドセンス審査の目的は、「広告配信に適したサイトかどうか？」を確認することです。

Googleアドセンス審査で不合格になった場合は、

• Googleの立場から原因を考える
• ブログを修正する
• すぐにリトライする

を試しましょう。

Googleに信頼されるサイトを作ることができれば、審査に通ることができます。

Googleアドセンスの再審査に必要な期間は？

Googleアドセンスの審査に再挑戦するのに、期間を空ける必要はありません。

「2週間は空けた方がいい」などと言われますが、必要な修正を行ったと思えば問題ありません。

Googleアドセンスの審査は何度でも挑戦できるので、自分のブログの状態に納得がいけば、再申請すればいいだけです。

ブログがGoogleアドセンス審査に通らない場合に確認すること

Google Adsenseの審査に通らないブログの場合、以下の項目から改善点を見つけましょう。

10記事以上掲載する

Google Adsenseの審査を通過するためには、質の高い記事を10記事用意しましょう。10記事以上でも、審査に通らない場合は、質の高いコンテンツだけを厳選して掲載するようにしましょう。

1記事あたり1,000文字以上書くこと

Googleアドセンスの審査に合格するためには、有益な情報をまとめる必要があります。1,000文字必要ですので、自分の知識を総合して情報量を増やしましょう。※文字数が少なすぎると、コピペと判断されるので注意しましょう。

ヘッダーメニューを設置する

Google Adsenseの審査では、ユーザー体験の質が重要視されます。そのため、読者にとって便利なサイトとなるよう、ヘッダーメニューの設置を心がけてください。

こちらの他にも、

• 目次を設置する
• サイドバーにカテゴリを整理する
• フッターメニューにプライバシーポリシーを設置する

など、読者にとって便利なサイトになるように工夫してください。

サイトに運営者の情報を掲載する

Googleは、情報発信者のプロフィールの信頼性を評価します。

プロフィールは、情報発信者がその分野に「詳しい」ことを示すものであるべきなので、実績などを書いて情報を充実させましょう。

ちなみに、実名や連絡先を公開する必要はありません。

カテゴリ数を減らす

Google Adsenseの審査に通らない場合は、カテゴリー数を減らしましょう。Googleは専門性の高いブログを好みます。

カテゴリー数が多いブログの場合は、以下のことを行いましょう。

• 不要な記事を非公開にする
• カテゴリを統合する

また、「未分類」のカテゴリは、マイナス要因になりますので、読者にわかりやすいように記事を分類してください。

プライバシーポリシーの作成

運用体制が整っていることを示すために、プライバシーポリシーページを作成しましょう。

お問い合わせフォームの設置

お問い合わせフォームは、ブログの信頼性に関わる項目です。

また、お問い合わせフォームは、ブログ運営に欠かせないものですので、今すぐ作成しましょう。なお、連絡先はSNSでもペンネームでもOKです。

サイトマップを作成する

ブログの管理システムとして、サイトマップを作成しましょう。サイトマップを作成することで、Googleに自分のブログをきちんと知らせることができます。

禁止コンテンツがないかどうか確認する

Googleアドセンスの審査では、アドセンスポリシーに違反しないことが絶対条件です。

YMYLを避ける

YMYLジャンルの記事は、Googleが慎重に扱う分野なので、専門家以外が書くとリジェクトされる可能性が高いです。

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、読者のお金や健康に影響を与えるコンテンツを意味します。

例えば、以下のようなコンテンツです。

• 不動産
• 金融
• 投資
• 美容
• 健康
• 子育て関連

上記の方向で記事を書いている場合は、該当記事を非公開にするなどの対策が有効です。

著作権に気を配る

Google Adsenseのポリシーでは、著作権に関して厳しい基準が設けられています。

例：

• 芸能人の画像が表示されている
• キャラクターの画像が複数表示されている
• 人気アーティストの歌詞が表示されている

などは、Google Adsenseの判断で著作権侵害の対象となります。

インターネット上の画像も著作権の対象となりますので、フリー素材の利用をお勧めします。

オリジナルの記事を書く

Googleは「無断引用」や「コピペ」に対して厳しいペナルティを与えています。

思いがけず、コピペと認識されることもありますので、以下のような対策をお願いします。

• サイト内で同じ記事を作成しない
• 自分の体験談を記事に挿入する
• 定型文を使用しない
• 引用元を明示する

これらの表現を意識することで、Googleから正しい評価を受けることができます。

記事のタイトルを改善する

Googleが記事を理解しやすいように、タイトルを最適化しましょう。

• タイトルが短すぎる
• 記事の内容とかけ離れすぎている
• 似たような表現が多い

Googleが記事を正しく理解することができません。また、「最高」・「最も」などの大げさな表現も拒否される原因になるので避けましょう。

アフィリエイトリンクは控える

Google Adsenseの審査中は、他社へのアフィリエイトリンクを控えることをおすすめします。その会社の広告に不適切な表現が使われている可能性があり、アフィリエイトを削除した方が無難です。

以上、Googleアドセンスの審査に通らない場合のチェック項目でした。

Googleアドセンスの審査を通過した後にすべきこと

最後に、Google Adsenseの審査に合格した後に行うべきことをご紹介します。

• Google Adsenseの審査コードを削除する
• 不正クリックを防止するプラグインを導入する

Google Adsenseの審査用コードを削除する

1つ目は、AdSense審査のために追加した「審査用コード（AdSenseコード）」を削除することです。そのままにしておくと、AdSenseの自動広告が表示されます。

自動広告は、広告枠を設定しなくても自動的に広告を配置してくれる便利な機能ですが、以下のようなデメリットがあります。

自動広告のデメリット

• 意図しない場所に広告が表示される
• ホームページのデザインが歪む

自動広告は、意図しない場所に表示されるため、Webサイトのデザインが崩れてしまったたり、画像と記事が離れてしまったりすることがあります。

「自動広告のプレビュー」で、広告を表示させたくない場所について指定する機能もありますが、完全にコントロールできるわけではありません。

もちろん、自動広告を利用したい場合は、そのままにしておくことも可能です。また、しばらく表示される様子を見てから、自動広告を削除することも可能です。

不正クリックを防ぐプラグインを導入する

次に、不正クリックを防止するためのプラグインを導入する方法です。第三者による意図的な不正クリックは「アドセンス狩り」とも呼ばれます。

アドセンス狩りとは、悪意のある攻撃者が、広告のクリックを繰り返して、第三者のAdsenseのアカウントを停止させようとする不正な行為になります。

WordPressでは、プラグイン「Ad Invalid Click Protector」をインストールすることで、不正クリックを簡単に防止することができます。

Ad Invalid Click Protectorの広告の不正クリックを防止する機能の仕組み

• 一定期間内に一定回数以上広告をクリックしたユーザーを検出する
• 検出されたユーザーの広告は、一定期間非表示になる

こちらが、Ad Invalid Click Protectorの仕組みです。

アドセンスを狩ろうとする攻撃者は、広告が表示されなくなるため、不正なクリックをすることができなくなるのです。

Googleアドセンスに関するよくある質問

「利用規約を満たしていません」の原因には何がありますか？

利用規約を満たしていない場合の条件は以下の通りです。

• 18歳未満でGoogleのアカウントをお持ちの方
• 過去にAdSenseのアカウントが停止または無効化されたことがある
• 過去にGoogleのアカウントの利用規約に違反したことがある
• 複数のAdSenseのアカウントをお持ちの場合
• サイトのコンテンツがプログラム ポリシーのいずれにも準拠していない、または多数のポリシー違反がある
• サイトが複数回却下されたことがある
• 同じURLで何度も審査に出している場合

「コンテンツが存在しない」の原因は何ですか？

記事数が多いのに「コンテンツが存在しない」と表示される場合、Googleがページの存在を認識していない可能性があります。

ページが認識されインデックスされているかどうかを確認し、対処をお願いします。

アドセンス審査に通らない原因を、Googleの視点で考えてみましょう。私は原因がわからないまま、Googleアドセンスの2次審査に落ち続け、不合理な現象ばかりで正直あきらめかけていました。

しかしながら、ちゃんとした原因があるはずだと信じて、Googleの公式情報を確認し、何度も何度も基礎に立ち返りました。その結果、今ではスムーズに審査を通過することができるようになりました。

Googleアドセンスの審査に、なかなか通らない方は、ユーザーにとって価値の高いブログを運営するための「試練」を与えられていると前向きに考えましょう。