Google検索ボリュームの調べ方！キーワードの選定方法も解説します

「Google検索ボリュームの調べ方とは？」
「Google検索ボリュームを調べたほうが良い理由とは？」
「キーワードの選定方法が知りたい」

と、疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか？

今回は、「Google検索の調べ方とキーワードの選定方法」について解説します。

Google検索ボリュームとは何？

Google検索ボリュームとは、Googleの検索エンジンで、あるキーワードが検索された回数のことです。

一般的には、1ヶ月にどれくらいのキーワードが検索されるかを示す指標として使われます。例えば、メディアで紹介された商品やサービスが、そのキーワードで1ヶ月に何回検索されたかを知るための指標として使われます。

例えば、メディアで紹介された商品やサービスは、一時的に検索回数が増えることがあります。検索回数が多いほど、その商品やサービスの認知度が高いということになります。

つまり、検索回数はトレンドの指標として利用できるのです。その他、季節や時期によって変化するキーワードも、ユーザーの関心の度合いを判断する材料になります。

例えば、「脱毛」というキーワードは、春から夏にかけて検索ボリュームが増える傾向にあります。このように、一時的・長期的な推移の中で検索ボリュームを観察することで、新たな発見をすることができるのです。

キーワードプランナーの検索ボリューム

また、ボリュームの大きさによって集客の難易度や競争力が変わってくるのも検索ボリュームの特徴です。

ボリュームの大きいキーワードで上位表示できれば、サイトへのアクセスユーザー数は増加しますが、アクセス数が多いほど、サイトの競争力が高まる傾向があります。

一方で、検索ボリュームの少ないキーワードは、アクセスするユーザー数は少ないですが、競合するサイトも減るため、上位表示が実現しやすくなります。

検索ボリュームの多いキーワードは競合が多いため、記事を制作してもすぐに結果が出るとは限りません。

そのため、検索ボリュームを参考にしながら、サイトの成長段階に合わせて戦略的にキーワードを選定していくことがアクセスアップのポイントです。

Google検索ボリュームの調べ方

検索ボリュームを調べるには、ツールを利用する必要があります。代表的なツールは、Googleが提供する「キーワードプランナー」というツールです。

こちらのツールのメリットは、PCとスマートフォンの環境ごとにボリュームを把握できること、関連キーワードが表示されるため意外なキーワードを発見できることです。

デメリットは、広告を出さないと正確な数値が出ないことですが、検索ボリュームの難易度を判断できるため、SEO対策としては十分有効なツールです。

なお、無料版では検索ボリュームデータの表示に制限があります。少額の広告料を支払いましたら、機能制限なく利用することができます。

Googleキーワードプランナーの使い方

キーワードプランナーを使って検索ボリュームを確認するには、以下の手順で行います。

1. Google広告にログインする
2. 「検索ボリュームと検索予測データを確認する」をクリックする
3. キーワードを入力する
4. 「結果を表示」をクリックする

本サービスをご利用いただくには、Googleアカウントが必要です。Googleアカウントをお持ちでない方は、まずアカウントを取得することから始めてください。

(1) キーワードプランナーにアクセスした後、Googleアカウントでログインします。
(2) 「検索ボリュームと検索予測データの確認」をクリックします。
(3) 検索したいキーワードを入力し、「開始」をクリックします。
※あらかじめキーワードをまとめておけば、コピー＆ペーストで一度に検索できます。
(4) 結果が表示され、月間検索ボリュームを確認することができます。

Googleキーワードプランナー以外のツール

Googleキーワードプランナー以外にも、便利なツールがあります。

• Ubersuggest
• Keyword Surfer
• ruri-co（ルリコ）
• aramakijake.jp

キーワードプランナー以外のツールをお探しの方は、上記を試してみてはいかがでしょうか？

代替ツールとして利用することができます。基本的にどれも無料で使えるので、初めてツールを使う方にもおすすめです。

また、各ツールによって機能の充実度が異なるので、サイトの運用状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

検索キーワードを選定する5つのステップ

上記では、どの段階で何記事書けばいいのか？、検索ボリュームはどのように調べればいいのか？を説明しました。

ここからは、洗い出した検索キーワードをどのように絞り込み、選定していくかをご紹介します。

検索キーワードの選定方法

1. 自社メディアの方向性を決める
2. 自社のミッションに関連するキーワードを選定する
3. 検索ボリュームが「100以上」あるキーワードを選定する
4. ロングテールキーワードから始める
5. キーワードを1つ選び、それに関する記事を書く

自社メディアの方向性を決める

検索キーワードを選定するためには、「ミッション 」を明確にする必要があります。つまり、「ブログやWebサイトで何を実現したいのか？」ということです。

ミッションが明確でないと、「どんな情報を発信するか？」・「どのように記事を書くか？」・「誰をターゲットにするか？」など、ブログやWebサイトの方向性が定まりません。

まずは、ミッションを明確にし、ブログやWebサイトの方向性に悩む時間を減らし、記事を書くことに集中しましょう。

ミッションの決め方

ミッションの決め方で重要なのは、「質問すること」です。質問に答えることで、漠然としていたミッションが言語化され、明確になっていきます

ミッションを決める際におすすめの質問は以下の通りです。

• その人はどんな悩みを抱えているのか？
• どんな人に情報を届けたいのか？
• その人の問題を解決するために、一般的に手に入らない情報は何か？
• 情報が十分であれば、他に解決しなければならない問題はないか？
• 自分はターゲットにどんな価値をもたらすことができるのか？

内容を説明しましたら、これらの質問によって、

（1）ターゲット
（2）ターゲットの問題
（3）自分が提供すべき情報
（4）悩み以外の問題
（5）自分の強み

を明確にすることができます。

ミッションは正確である必要はなく、ざっくりでいいのです

ミッションに関連するキーワードを選定する

ミッションが決まりましたら、キーワードを絞り込みます。ブログやホームページのミッションに関連するキーワードのみを選定し、そちら以外は削除しましょう。

検索ボリュームが「100以上」のキーワードを選定する

次に、検索ボリュームが「100未満」のキーワードを除外します。検索ボリュームが少なすぎるキーワードは、たとえ上位表示を達成したとしても、アクセス数が少なく、費用対効果が悪いからです。

こちらの時点で、残るキーワードの数は、ほとんどの人が300程度です。次の項目では、記事の優先順位の付け方について説明します。

ロングテールキーワードから始める

キーワード選定が完了しましたら、次は優先順位を決めます。Webサイトの立ち上げ段階では、「ロングテールキーワードからスタートする」のがおすすめです。

ロングテールキーワードについて

ロングテールキーワードとは、ボリュームが「100～300」のキーワードのことです。

月間50記事、10,000PVを目標にしましょう

ロングテールキーワードを使って「50記事」書くことを目標にしましょう。

経験上、50記事書くと月間1万PVに到達するブログが多いです。記事を書き慣れることが目的であれば、30記事でも構いませんが、アクセス数を意識するのであれば、ロングテールキーワードを使って50記事書いた方が良いでしょう。

キーワードを1つ選び、そのキーワードで記事を書く

サイトの成長に合わせて、検索キーワードを絞り込んでいったら、あとは質の高い記事を書いて検索結果の上位を目指し、PV数を増加させていくのが大事です。

「成長段階に適した検索ボリュームのキーワードを選ぶ」＝「検索結果の上位を狙うための準備」を忘れないようにしましょう。

本格的に検索上位を目指すには「質の高い記事を作成する」ことが不可欠です。

検索ボリュームに応じてブログを階層化する

Googleキーワードプランナーで検索ボリュームが多い複合キーワードを見つけましたら、すぐにそのキーワードを使った記事を作成したいと思うかもしれませんが、事はそう簡単には運びません。

検索ボリュームが多くあるキーワードに関しましては、サイト間の競争が激しく、検索結果の上位に表示されにくいのです。

そのようなキーワードを狙った記事を作成しても、検索順位の下位に留まってしまい、ユーザーの流入はほとんど期待できません。

そこで、サイト内に記事の階層を作り、その階層の深さに応じてキーワードの検索ボリュームを配分することが効果的です。

Google検索では、下位ページの評価は直接リンクされている上位ページに集中し、上位ページは下位ページが得たパワー（評価）を吸収するため、検索順位を上げやすくなります。

WordPressのようなピラミッド型の階層構造を持つサイトでは、記事ページのパワーはカテゴリーページに集中し、カテゴリーページのパワーはトップページに集中するため、上位層のページが上位に表示されやすくなります。

また、カテゴリページだけでなく、複数のページからのリンクを集約したページも同様の効果を発揮するため、関連記事へのリンクを集約した「まとめ記事」も、上位表示に有利に働きます。

こちらの仕組みにより、検索ボリュームの少ないキーワードで下層記事ページを大量に作成し、検索ボリュームの多いキーワードを集約した上層ページに組み込むことで、上層ページで上位表示を狙う戦略をより効果的に行うことができるようになります。